DAPDNA World Leaders in Dynamically Reconfigurable Processors IPFlex
 
 
ニ ュ ー ス

2007年11月13日
アイピーフレックス株式会社
アイピーフレックス、横浜国立大学 長尾研究室
DAPDNAによる進化的画像処理プラットフォームを共同開発

  アイピーフレックス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北島 利明、以下アイピーフレックス)は本日、横浜国立大学 長尾研究室(神奈川県横浜市、横浜国立大学 大学院環境情報研究院教授:長尾 智晴、以下長尾研究室)と、進化的画像処理を高速に実行する画像処理プラットフォームを、アイピーフレックスのDAPDNA-IMX(注1)ダイナミック・リコンフィギュラブル(動的再構成可能)・プロセッサを用いて、共同で開発したことを発表いたします。

  この共同開発では、長尾研究室の進化的画像処理を、DAPDNAの特長である高速性と柔軟性を活かしてDAPDNA-IMXで処理しています。そして、DAPDNA-IMXを搭載したボードDAPDNA-EB6をPCI Expressベースのアクセラレータカードとして使用し、これを装着したPC上に、進化的画像処理プラットフォームを構築いたしました。


  進化的画像処理については、11月14日から11月16日までパシフィコ横浜で開催される、Embedded Technology2007/組み込み総合技術展のアイピーフレックス展示ブース(No.E-01)において、デモ展示いたします。

   【進化的画像処理について】

   従来の画像処理は、対象ごとに人間が処理方法を考案し、試行錯誤によって設計するために、用途が限定された汎用性に欠けるものでした。これに対して、横浜国立大学の長尾智晴教授が開発した進化的画像処理は、与えられた任意の画像処理を最適化問題として定式化し、進化的計算法によって解くことにより、従来では困難であった複雑で高度な画像処理システムを、全自動で構築することを可能にします。原画像と目標画像からなる学習用画像セットから、直列型、木構造型、フィードフォワード型、ネットワーク型等のさまざまな画像処理アルゴリズムを全自動で構築します。自動生成可能な処理は、モノクロ画像やカラー画像処理、画像の自動分類や認識、3次元画像処理、動画像処理、その他画像処理以外のさまざまな知能情報処理などがあります。適用分野としては工業用疵および欠陥検査、医用画像処理、監視カメラの知能化、ITS(高度交通システム)、ロボットビジョン、その他専門家の暗黙知を形式知へ変換する必要のある、あらゆる産業分野が対象となります。

   【DAPDNA-IMXならびにDAPDNA-EB6が採用された背景】

   進化的画像処理の処理アルゴリズムは、さまざまな画像処理要素から構成され、それらの組み合わせにより膨大なバリエーションの世代が生成されます。長い世代交代の中で各世代の適応度を評価し、劣った世代を淘汰することにより最適な処理アルゴリズムを残し、所望の画像処理を実現します。

   各世代の適応度評価と膨大な世代交代による進化には、並列パイプライン処理の高速性と動的再構成技術の柔軟性を併せ持つDAPDNA-IMXが適合していることから採用され、今回の共同開発に至りました。このような高負荷処理をDAPDNA-IMXで行うため、DAPDNA-IMXを搭載しPCI ExpressインタフェースのあるDAPDNA-EB6を使用しました。これにより、PCI Express経由でDAPDNA-IMXに処理をオフロードし、進化により変貌を繰り返すフィルタツリーは、その変貌に合わせDNA上の回路として動的に再構成され、高速に実行することが可能です。

   【DAPDNA-EB6について】

   DAPDNA-EB6には、画像処理向けのPEを内蔵したDAPDNA-IMXダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサが搭載されています。DAPDNA-EB6の主な仕様は下記の通りです。

プロセッサ DAPDNA-IMX×1
オンボードデバイス DDR2 SDRAM  256Mバイト(512Mビット)×4
イニシャルROM 2Kビット×1
プログラムROM 8Mビット×4
外部インタフェース PCI Express rev 1.0a準拠(4レーン)
ダイレクトI/O 16ビット入力×2、16ビット出力×2
RS-232C ×1
ボードサイズ 106.68mm(縦)× 170.00mm(横)

   【DAPDNA-IMXダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサについて】

   DAPDNA-IMXは、高性能RISCコアであるDAPを2個と、画像処理に適した955個の専用演算器(PE)の2次元マトリックスからなる並列パイプラインプロセッサDNAとで構成される、マルチコア・プロセッサです。アプリケーションに応じて最適なハードウェア回路をオンデマンドで構成でき、システム構築時だけでなくシステムの動作中にも、アプリケーションに合わせて瞬時に再構成することが可能です。

   【横浜国立大学 長尾研究室について】

   横浜国立大学長尾研究室は、『知能情報学・知能ロボティクス』を専門分野としており、@人の知能(暗黙知)の機械・計算機による実現、A人の知能を越える知能の実現(データ解析・予測など)を目標として、画像処理、視覚情報処理、分散人工知能、神経回路網、進化計算法、金融工学、ロボティクス、マンマシンインタフェース、医工連携工学、感性情報処理など、広範囲な学際領域の研究を積極的に行っています。また、企業や他大学等との共同研究など、産学官連携にも力を入れています。
   長尾研究室URL: http://www.nlab.sogo1.ynu.ac.jp/

   【用語説明】

(注1)
DAPDNA:Digital Application Processor / Distributed Network Architecture

アイピーフレックス株式会社について

  アイピーフレックス株式会社は、動的再構成可能(ダイナミック・リコンフィギュラブル)な高性能かつ多機能プロセッサ、およびこれに対応した開発環境ソフトウェアや評価ボード、周辺インタフェース製品を提供しています。アイピーフレックスが開発したダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサのDAPDNAデバイスファミリと、Software to Silicon コンセプトをベースにしたDAPDNA-FW II統合開発環境により開発期間を短縮するばかりでなく、製品の多様化、アプリケーションの変更や更新へ迅速に対応することができます。アイピーフレックスは、民生機器、画像処理、無線通信機器、高性能演算処理といった、それぞれのアプリケーションに最適なソリューションをパートナ企業と共に提供しています。

進化的画像処理は横浜国立大学の登録商標です。IPFlex、アイピーフレックス、DAPDNA、Software to Silicon はアイピーフレックス株式会社の登録商標です。その他記載の社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

以 上

本件に関するお問い合わせ


アイピーフレックス株式会社
≪お客さま、および報道関係お問い合わせ先≫
広報担当
TEL : 03-5436-3861 FAX : 03-5436-3862
E-mail : info@ipflex.com
http://www.ipflex.com/

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